酒の中島屋 美濃飛騨酒蔵めぐり


ヒーリングの音楽が酵母やお酒や蔵人を癒す

「長良川」
おーいと呼ぶと、あちらこちらから、かくれんぼしていた
小さな子供達がたくさん顔を覗かせるような
そんな懐かしい路地の中に蔵元があります。

平成14年2月10日(日) 第151回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集いで
岐阜県各務原市の「長良川」醸造元 小町酒造株式会社さんを訪問しました。

真冬の晴れ間、20名の酒のつわもの達が集う。
当蔵若大将、金武直文氏が和服姿で颯爽と出迎える
空は晴天だが、流れる風は冷たい
代表世話人を務める田立氏がおもむろに焚き火をはじめて暖をとる
これから見る、魔法の水、生命を育む神秘の蔵内に入る前の
緊張と、ほんのひと時の笑い



     
蒸し米を取り出す作業(手前 伊藤杜氏)    甘酒をいただきながら社長の酒造りについての説明


真冬のキーンとした冷たさの中
その音楽が蔵内をくまなく流れている
悩み事が不意に解決した瞬間、まるで何もなかったかのような
静かな時間。それがそこにある。
コンクリートの廊下は掃き清められ
櫂や木樽やタンクはピカピカ
蔵人達の酒造りに対する緊張感が伝わる

「長良川」は調和
酒自体には派手さを感じないが
料理を前にしたときに真価を発揮する
料理の味を引き立てたり、人の和を広げたり
控え目なのに力を感じる
蔵を見てそんな印象をもちました




全員揃って、ハイポーズ

20名の参加者のうち女性が8名
世の中は変っています
女性のご意見抜きには世間を語れません
日本酒業界も同様
女性のご意見のほうがはるかに凄いことが多いです

若大将の酒造りの修行はこれから
ますます続きます
近頃、彼の色合いが出てきたいいお酒も
チラホラ

それにしても美酒一滴でも十分酔える若大将、直文氏は幸せ者だ


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